ソルトシーンで求められはじめた緻密で繊細な精度の高い攻めに完全対応する『ソルディーロ・テクニカルコンセプト』
ショア、オフショアともにソルトフィールドの多様化、アングラーによるテクニックの多角化が恐ろしいスピードで進んでいる現代ソルトライトゲーム。
サーフやゴロタ&ロックエリアに代表される広域タイプのエリアではロングキャストと並び、狙いのピンスポットやアシモトをいかに高精度な攻めで攻略出来るかがキーになり、小規模河川や港湾エリアでは正確なキャストと大胆な攻めでタフな相手を打破することが求められる。さらにオフショアではボートプレッシャーにより近づくと離れていくカツオやサワラのナブラに対して、これまで以上の圧倒的な飛距離で攻略しなければならない。
より困難でタフなシチュエーションに直面する機会は増え続け、獲れなかった魚を獲るためにはこれまでに無かったコンセプトのロッドが必要になる…
繊細なアプローチと緻密な攻め、デザインされたタクティクスからターゲットを攻略し、よりデカイ、より多くの魚とのコンタクトを可能にしていく。その機種ごとに徹底的に絞り込んだマテリアルセレクトからのブランク設計、そしてガイドセッティングを施しました。
そんなアングラーの要望に応えたロッドがソルディーロ・アヴェイズシリーズです。
SP91M
近年オフショアゲームやインショアゲームと呼ばれるソルトボートフィッシングにおいて、かつての大雑把な攻めやタクティクスでは手も足も出ないようなシチュエーションが頻発していることを感じているアングラーは少なくない。
そんな状況に対応すべくソルディーロ代表小野田がキャプテンを勤める遊漁船Extremeで圧倒的な釣果を叩き出しているエキスパートアングラーに開発協力を打診。Extreme乗船時のカツオ狙いで彼が竿頭を逃したことは一度も無く、その釣果につながるファクターは間違いなく『飛距離』だった。
一般的には70〜80mのキャスト飛距離で”飛んでる方”だが、圧倒的な釣果を安定して叩き出すためには+30mの飛距離、つまりコンスタントに110mが必要だった。先述のエキスパートアングラーがこの飛距離を常に出すためにセレクトしていたのは9ft台のショアシーバスロッドであり1〜1.5号というPEラインにキャストジグ30〜60gのセレクト。もちろんこのような特殊セッティングに対応しているオフショアロッドは皆無であり、約2年をかけてブランクマテリアルからグリップデザイン、そして超マニアックなガイドセッティングまでをこだわり抜いて完成させたのがAVEIZE SP91Mだ。
高強度タイプ33tカーボン1種類のみをハイテーパーマンドレルにプライし、しなやかかつパワフルなブランクでキャスト飛距離の最高値を追い求めつつ大判カツオやメーターサワラに対応。AVEIZEシリーズでは唯一印籠継ぎを採用してハンドル部分を含めたロッド全体がスムーズに曲がり、ラインを守りながらファイト出来る設計や、グリップエンドを腹当てして強烈なパワーを受け止めるファイトスタイルに適応出来るのはこのロッドならではの特徴。既存のショアシーバスロッドでは不可能なオフショア&インショア戦略が可能となった。
開発コードとしては圧倒的釣果を得るために飛距離重視のキャストジグを使用したオフショアカツオロッド、そして同じく飛距離重視ブレードジグやシンキングミノー等を使用したインショアサワラロッドとして開発。しかしながらその用途は自由で無限大。これまでに業界で1本たりとも無かったセッティングのロッドであるため、開発スタッフはPE1.5号前後で飛距離を重視しつつ多少のパワーファイトが出来るターゲットに使用。ショアからの青物狙いや北海道の鮭・カラフトマス・海アメ・サクラマス等にもベストマッチ。合わせるリールはSW系の4000〜6000番クラスがベストバランス。ぜひアングラーの感性をこのロッドに重ねて欲しい。
DETAIL
ティップ側、バット側共に高強度33tカーボンを採用し粘りとハリのバランスを追求。ソルディーロ初の印籠継を採用して曲がりの繋がりを重視して設計。屈強な魚をバラさずにやりとりするためにハンドルまでもがベントするような調子にしています。
※長いリアグリップと相まってトゥイッチングやシェイク等ルアーの細かい操作には向いていません
タフなターゲットに使用することが多いSW系リールの装着を想定し安心安全の富士工業製DPS18を採用。締める緩めるが最も容易で安心感のあるLDタイプのナットと相まって大型回遊魚とのやり取りでも抜群の安定感を発揮します。SP91Mの最大の特徴が実はこのグリップセレクトにあり、通常の9ftクラスロッドとは違うあくまでもSW系リールを前提としたリールシート&グリップエンドセレクトとなっています。
使用が予想されるリールのスプール径とスプールシャフトのロッドに対しての角度からバットガイドの高さと径、そして位置を決定。さらにスプールから放出されたラインが最初に通るバットガイドを抜けた後いかに抵抗なくトップガイドまで抜けていくかを試行錯誤しながらセッティングしました。
SP711LとSP86MLは富士工業製オールステンレスフレーム+アルコナイトリング(トップガイドのみSiC)を採用。
SP91Mについてはバット側から数えて2つのガイドのみステンレスフレーム+アルコナイトリング、その他はすべてチタンフレーム+SiCリング、もちろん全て信頼の富士工業製ガイドを採用しています。
全長 | 9’1” |
ルアー重量 | 18~50g |
JIG MAX:70g | |
適合ライン(PE) | MAX 0.8~2.0号 |
先径/元径 | 1.7mm/12.7mm |
継数 | 2本 |
仕舞寸 | 143.0㎝ |
自重 | 192g |
使用樹脂 | エポキシ樹脂 |
カーボン含有率 | 97.0% |
JANコード | 4562434071910 |
メーカー希望小売(税抜) | 52,000円 |